今日は犬連れて貸切ドッグラン(自称)で遊びました。
やっぱりたくさんのワンコで遊ぶとずっとテンション高くて楽しそうです。
帰ってから絵も描きました。もうこれで鉛筆画終わりかなと思ったけど影描いてないので明日も続きます。
我々の世代って、年賀状がアートへのファーストコンタクトだったように思うんですよ。
幼稚園の時とか、親から「年賀状書くか?」と言われて落書き描いて、宛名は親に書いてもらって出したり。
小学校に上がったら芋版作ったり、うちは親がシルクスクリーンやってたのでそれぞれ個人で版作るのが年末の恒例行事だった。
でも、今の子供はネットで出来合い見つけて送信して終わりなんだろうなぁ。
いや、別にね、美術教育自体が疎んじられているこの御時世に、「小学生は年賀状自作してアートに触れなきゃダメっ!」とかええ年こいたオッサンが意味ふめー説教とかせんですよ。
でも、なんだかなぁ・・・楽しかったんだけどなぁ・・・勿体無くないかなぁ・・・。
アィムベレダクティルス(Aymberedactylus)のデジタル下絵、完成しました。と思います。明日になって気分変わって無かったら完成しました。
実は、アィムベレダクティルスって下顎しか発見されてないのよね。えええええええ。
いや、だいじょぶです。下顎からタペヤラ科だって解って、ほんならタペヤラの他の属からだいたい全体の想像がつきます、んだそうです。だいたい他の翼竜もそんなもんだから!えええええ。(んなことはない)
Mark P. Wittonちゅー翼竜学者の人がいまして、その人が「Pterosaurs(翼竜)」というそのものズバリの本を出しています。洋書ですので拾い読みしか出来ませんが、最新の情報が満載で拾い読みでもウハウハです。
論文に載せるようなきちんとした学術的図もたくさん載っていますが、それ以外にウィットンさん自身が描いた絵画も載ってるんですよ。翼竜が当時どんな環境でどんな生活をしていたかをデジタル絵画で表現しています。
見てすぐはね、いやね、上手いんですけど、なんちゅかなぁ、ちょっと最後の描き込みが足りないって言うか、もうちょっと最後まできちんと描きはったらもっと良いのになぁと思ってました。
いえ、すみません、私が間違っておりました。
何度もその本を見返すうちに印象が変わってきました。
描き込みの仕上げ具合なんかを凌駕して、何より翼竜たちが本当に生き生きしていて楽しそうなんですよ。子供の翼竜とか本当にかわいいし。学術的な図は別で載っているので、絵のほうは説明的な要素が要りません。「ちょっとここの関節どうなってるんかな?」とかの疑問に絵で説明する必要が無いんです。そんな端々のことより、もっと翼竜たちの生き生きとした姿を純粋に描いてる。いいなぁ、いい絵だなぁ。
今日から新作描くよぉーっ!
今度はアィムベレダクティルス!(Aymberedactylus)
アズダルコだと思ってたらタペヤラだったっ!ナニ言ってるのか解んないっ!
絵を人に見てもらっていると、しばしば「こんな翼竜が本当にいたんですか?」と訊かれることがあります。アヌログナトゥス(Anurognathus)やキュクノランフス(Cycnorhamphus)の絵で言われることが多いかな。
考えてみれば当たり前ですよねぇ、翼竜にこんなにも興味があって海外のサイトや洋書で勉強している私ですら「うひゃー、最近の翼竜形態ってアバンギャルド過ぎる!」とびっくりしたエネルギーを描くモチベにしてるくらいですから、翼竜に興味ない人は全くの想像で描いてると思っちゃいますよね。
全骨格が発見されて無い種類の場合、「おおよそこんな感じだったんじゃないかなぁ」って感じで描くことはあります。でも、全くの想像で新種を作ることはありません。それだと翼竜じゃなくてドラゴンになっちゃいます。ドラゴン描くなら、最初からドラゴンとして描くかな。
絵が売れましたぁーーーっ!
しかも、3枚同時に!
「ニクトサウルスと猫」
「イスティオダクティルスと猫」
「ゲルマノダクティルスと猫」の3枚です。つい先ほど梱包・発送しました。気に入ってもらえたらいいなぁぽわわぁ。
今回、絵が売れて、アートメーターの画家レベルも6にアップしました。ぱぱらぱっぱっぱぁー。
今年初めはレベル2だったんだから今年は頑張りました。
単車で山を徘徊していた頃からですから、もう13年くらい前からハンディGPSを愛用しています。今では腕時計サイズのもありますので去年辺りから日常でも使っています。
てか、単純にGPS機能だけならスマホにあるんですけどね、でもオプションセンサー着けると心拍計にもなるし、ウィンドサーフィンとかでリアルタイムの速度計にもなるし。
つい1ヶ月ほど前に新しくしたんですよ、腕時計型のGPS。
ほしたら、万歩計機能もあるし、階段を何階分登ったとかも表示される!エレベーターでは数字が増えません!どうやら気圧と振動の両方から判断してるみたいです。
のみならず、睡眠時間とかも表示される!しかも、浅い睡眠か深い睡眠かも勝手に判断しとる!風呂入る時に外してたら深い睡眠とってる事になってますけどっ!
平日は1日4-5時間くらいしか寝とらんな。いや、「オレ睡眠時間少ない自慢」なんてダサい事しませんよ!平日は昼寝してるからね、合わせると5-7時間寝てるのかな。昼寝を1時間以上すると死亡率も認知症率も上がるんですけどね。んなこと言ったって夜寝る時間無いんだもん。
代わりに、休日に8時間以上寝てることを自覚していませんでした。んごー。
明日は旅行で描けないので今日は2日分描きました。なんだ2日分て?
マジレスすると、数年前に「ちょっとでいいから絶対毎日絵を描こう」と決めました。当時、ノルマは1日たった15分でした。描けない日は翌日に繰り越してどんどんノルマが溜まっていくシステム。
でも、最近では1日最低でも30分以上、だいたい1時間前後は描いてるので、ノルマが溜まるって感覚は無くなったんですけどね。
ダルウィノプテルスは群でいたのがそのまま20体以上かたまって発見されてます。
その中に、はっきりと「骨盤が広めでトサカが無い」のと「骨盤が狭くてデカいトサカがある」のが見つかってます。
おおお。すげー。オスとメスだわ。
他の翼竜でも、みんな知ってるプテラノドンも実はトサカのデカいのと小さいのがいるんだよ。
いよいよ現代の鳥のようです。性的なディスプレイでトサカを誇張して求愛ダンスとかしてたのかも知れません。ぽわわぁ。
しかし、カイウアヤラ(caiuajara)って最新の翼竜は47体も見つかって全部トサカが巨大なんです。これって性的ディスプレイ以外で何かに使ってたってことだよね?全く役に立つとは思えない巨大なトサカなんですけどね。なぞぉー。
昨日までのあらすじは、「原始的翼竜と進化型翼竜の形状がかけ離れていて中間型が永らく見つかってなかったけど、ダルウィノプテルス発見以降は次々に発見されて進化の過程がつながった」でした。
ところが、原始型と進化型の差って「尾の長短(例外あり)」「頭の大小」「首の長短」「頭蓋骨と首の角度」「中手骨の長短」「第五趾の長短」の6ポイントなんですよ。
ダルウィノプテルスはその内5つは原始的な形状なのよね。進化型の特徴はたった一つ「頭がでかい」ってだけ。
「それ、ほんとにミッシングリンク?」と思ってたけど、よくよく調べると、頭蓋骨に開いている眼球の前の穴が、原始的な翼竜は二つあるんですけど進化するとつながって一つになって来る。ダルウィノプテルスは一つになりかけって感じで、穴の間の骨がキワキワ消えかけてるのよね。
今日から新作描くよぉーっ!
ダルウィノプテルスという翼竜がいます。「ダーウィンの翼」という意味で、チャールズ・ダーウィン生誕200年に発見されたのでそのネーミングだそうです。リスペクトですね。
原始的な翼竜と進化型の翼竜の形状は大きくかけ離れていて、中間形状の翼竜が見つかってなかったんです。
「ダルウィノプテルスは両方の特徴を兼ね備えてるので、進化の過程の大発見!」というネーミングでもあるわけです。
ダルウィノプテルスが報告された2009年には世紀の大発見で大騒ぎになり、さらにその後、続々とこの中間型翼竜が発見されております!翼竜界はすっかり進化の過程がつながりました!
さぁっ、盛り上がってまいりましたぁっ!今、激盛り上がりです!今、一番ナウでヤングは翼竜ですっ!
あれ・・・?盛り上がらんのん?あれ?
先日、初対面の人にちょっと絵を見てもらう機会があって、私の絵をはさんで少し話をしたのですが。
「飛ぶ恐竜と猫がテーマなんですね」と言われて、ちょっとびっくりしました。
いやいや、違いますよっ!「翼竜と恐竜は、人と馬くらい違う生物なんですよ」とかぜんぜん言うつもりありません!そんな言葉の揚げ足取りとか、分類学的な細かいことをいちいち指摘するつもりは毛頭ございません!
でも、(あー、そーかぁー、興味の無い人は「翼竜」って単語すら知らないんだぁー)と、如何に自分が偏狭な分野に興味を持っているかを痛感いたしました。女性なら知らなくて当然でしょうけど、男性は翼竜って単語くらいは知ってると思ってた・・・。
翼竜という単語は世間に知られてないけど、プテラノドンって単語はみんな知ってるよね?改めてプテラノドンの偉大さに感銘を受けた次第でございます。
そして、そのニクトサウルス、一般の方はでかいトサカに驚いてそれで驚き終わりかもしれませんが、翼竜マニアの私としましてはもう一つとんでもなくびっくりする特徴を持っています!
なんと!ニクトサウルスの前肢には親指、人差し指、中指が退化して、無くなっているのですっ!どひゃーっ!
あれ・・・?驚かんの?
いや、あれよ、普通の翼竜の翼には小さな指が三本生えてますやん?あれが無いのよ?
いや、あれってね、陸上ではあの指で四足歩行してますんや。それが無いのよ?
ちゅーことは四足歩行してませんやんっ!二足歩行ですやんっ!それって、もう鳥ですやんっ!
確かにニクトサウルスは翼竜の中でも1・2位を争う高アスペクト比。アスペクト比ってのは翼の縦横比の意味で、数字が大きいほど滑空に適した高能率翼になります。鳥人間大会の人力飛行機はすごく翼が細くて長いでしょ?あれが高アスペクト比です。
ちゅーことは、ニクトサウルスは海沿いの崖の上とかに住んでて、がんがん滑空しては魚食べて、陸上ではヨチヨチ二足歩行だったんじゃなかろうか。
それって何てアホウドリ?
さて、そのニクトサウルスですけど、「夜のトカゲ」という意味です。
なんだか黒蜥蜴のようで淫靡なネーミングですね。って黒蜥蜴シリーズって江戸川乱歩の中でもそんなにエッチなやつじゃないのかな?読んでないので知らんのです、しらんのかえっ。
でも、なんで「夜のトカゲ」なんだかさっぱり解りません。眼球ちっちゃいし、どう考えても夜行性じゃ無いし。アヌログナトゥスなんかは目もでっかいし夜行性でしょうけど。